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こんなエフェクターあったんだブログ

気まぐれに更新。エフェクターの話題を中心に音楽系の話題を。

歪みエフェクターの仕組み【コラム】

歪みの仕組み

オーバドライブやディストーション、ファズなどのエフェクターは俗に歪み系エフェクターと呼ばれる。基本的に歪み系エフェクターの仕組みはどれも同じで、音の波形の上部をちょん切って、波形を四角くするという方法で歪みの音色を作っている。

波形が変化することがなぜ、歪んだ音になるのだろうか。

波形が変化するということはその音がもつ周波数の成分が変化するということだ。

綺麗な正弦波、例えばAの音の場合、実はたった1種類の音しか出ていない。440Hzの周期で振動する音だ。
http://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/setuna-kanata/20091221/20091221014632.png

この波形がどんどん大きくなっていってスピーカーで出せなくらいの音量(波形がもうこれ以上大きくなれなくなるライン)になると、どんどん波形の上側は頭打ちになって波形が四角に近づく。
実は四角い音の波形にはいろいろな周波数の成分が含まれている(※技術的にはフーリエ級数展開という方法で、四角い波形が持つ周波数の成分を調べることができるので、気になる人は調べてもよい)。生音の、たった一種類の音の頭を切っただけで,別な成分の周波数を持った音が新しく生まれるのだ。それが歪みの正体。とっても不思議。

また、その新しく生まれた周波数の正体はよく耳にする倍音だったりする。

こんな感じで四角い波形を、歪みを作り出すために、いまは電子部品のダイオードを使ったり、古くはアンプの音量を思い切り大きくしたりしていた。

余談だが、この四角い波形は「矩形波」ともいってゲーム音楽によく使われている。そう言われてから聞いてみると、どれも歪んだギターのような音に聞こえるだろう。そうでもないか。。

まとめ

まあ、難しい話は抜きにしても、ここまでをまとめると歪みの発生は次のような原理で生まれる。
綺麗な正弦波を…
→これ以上大きくなれないラインまで音を大きくする。
→スピーカや部品で綺麗に音が出せないレベルまで大きくする
→波形が四角に変わる
→色々な周波数成分を持った波形になる(コレが歪み)

ということだけ覚えておけば、よい。
この知識をひけらかしたら、楽器初心者の女子を落とせるかもしれない。(歪んだ考え)


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