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こんなエフェクターあったんだブログ

気まぐれに更新。エフェクターの話題を中心に音楽系の話題を。

インピーダンスって何?その3(終)

では、ここまでをおさらいしてからインピーダンスの動きを見てみる。effect4week.hatenablog.jp

前回までのおさらい

ではインピーダンスについてもう少し詳しく見てみよう。


インピーダンスは2種類

実は、インピーダンスには人間で言えば男と女のように、2種類ある。
遅い周波数を通すインピーダンスと、早い周波数を通すインピーダンスである。

遅い周波数とはベースの音のように低音の信号を指す。
早い周波数とは高音の信号や外来ノイズのことを指す。

これまで話したように、ギターやシールド、エフェクターやアンプの様々な場所にインピーダンスというのは存在する。
そのため、ギターの信号はそのインピーダンスたちに食べられてしまう。
これが俗にいう「分圧」という現象であり、信号がロスする原因である。
※電圧が分けること。信号ラインに抵抗(インピーダンス)がたくさんついていると、抵抗(インピーダンス)のそれぞれには電圧が分かれてかかる。
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また、インピーダンスは信号を逃してしまうだけではなく、ノイズなどの信号を拾ってしまう場合がある。
インピーダンスがアンテナとして動作してしまうことがあるのだ。

アンテナとしての動作を防ぎ、ノイズ対策をするためには、シールドの線材や回路の引き回し、信号の伝送方法を考える必要があるのだが、それらの解説は専門誌に委ねるとする。
なにせ、ノイズ対策だけでも何種類もの本が出ているし、信号の伝送方法や回路の引き回しまで行くとマニアックすぎて大変。

個人的には以下の本を読んでおけば、今回の「インピーダンスについて」はおおむね理解できると思う。
興味のある人は読んでみるといいかもしれない。
絶版だけどね!

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エフェクターを自作しながら回路を学ぶにはこの人のシリーズがなかなか良い。

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ロー出しハイ受けとは?

例えば、信号の送り手のギターが持つインピーダンスと、受け手であるエフェクターやアンプのインピーダンスが等しい場合、エフェクターにはギターで出した電圧の半分しか送れない。
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半分もロスしたら音質的にも当然悪くなる。

それを避けるために俗にいう「ロー出しハイ受け」を行う。
ギターの電気信号を電圧として確実に受けてに伝えるために、ギターの出力インピーダンスエフェクターの入力インピーダンスに対して、とても小さくしてあげるというワザだ。
つまり、信号伝送を行うときに電圧的なロスを減らしてあげる、というコト。
ギター自身がもつインピーダンスをほとんど無視することができ、エフェクターで信号をしっかりとキャッチすることができる。

出力インピーダンスは低く、入力インピーダンスを高く。
これがロー出しハイ受け。


こんなところでインピーダンスの解説は終わりたいと思う。
あまり深入りしないうちに終わります。

ちなみに
出力インピーダンスとは、出力に直列につながった内部インピーダンスのことで、
入力インピーダンスとは、入力とグランドの間につながったインピーダンスのこと。